ピッティ・ウオモ、EPJH:見本市へようこそ
マガジン
06.13.18

ピッティ・ウオモ、EPJH:見本市へようこそ

by Anaïs Bordier

2018年6月12日~15日まで、ジャン・ルソーの最新コレクションを発表する2つの主要な見本市に出展しました。スイスのジュネーブにて行われる、EPHJ(スイス最大の腕時計・宝飾品分野の国際見本市)と、イタリアのフィレンツェにて開催されるピッティ・ウオモです。これらの見本市は評判が高く、世界中からのお客との出会いがあるため、私たちのことの知名度を上げるための絶好のチャンスです。

どちらも重要なイベントですが、同じ目的ではありません。多くの時計ブランドが展示するEPJHでは、時計ベルトの最新トレンドに興味を持っている方が参加し、ジャン・ルソーも新作ウォッチに合う新しい素材や加工を施した時計ベルトを提案できるよう準備を進めます。その一例として、アリゲーター、ラバーまたはファブリック、魚のマスやサーモンのレザーを使った新しい仕上げ加工の技術を開発しています。

ピッティ・ウオモでは、メンズファッション界において中でも国際的な見本市で、最も注目される場です。ブースを設営するときは、決めたテーマで全体を想像して造り出します。アイデアとしては、ファッショントレンドを考慮しながら、競合他社との差をつけることです。今年は「冒険家の男」というテーマで、カーキ色、赤茶色、キャメル色を基調としたものを発表しました。元々私の中には芸術的な要素がありますが、もちろんチーム全体によって決めました。

当然興味深い見本市ですが、同時に多くのエネルギーを要します。運営側の規則を守る必要もあります。すべてのレザーと商品、そして特にエキゾティックレザーに必要な書類CITESによる規制も考慮し、同様に予定日までに配達されるように準備しなければなりません。また、JOOR(ブランドとリテイラー間のやり取りをすべてオンライン化するホールセールのマーケットプレイス)のように卸売プラットフォーム用のオンラインカタログを用意する必要があります。そして、従業員の移動も管理しなければならなりません。加えて、営業関係者、何人かの熟練職人は、伝統的職人技のデモンストレーションを中継で行うために私たちに同行し、マニュファクチュールでの仕事の価値をよりいっそうに高めます。

要するに、この「見本市期間」は多忙です!しかし、この機会には楽しいものも多く見られ、例えば一部のブースでは、期間中に製品を装飾品のように展示したりもしますが、ジャン・ルソーでは当初決めたイメージのまま出展を続けます:シンプルなディスプレイですが、品質は厳しく追求していきたいと思っています。

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